遺言書を検認する理由とは?

query_builder 2025/01/25
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大切な方が亡くなり、遺言書が残されていた場合は、家庭裁判所で「検認」という手続きが必要です。
しかし、なぜ検認手続きを行わなければならないのでしょうか。
今回は、遺言書を検認する理由について解説します。
▼遺言書を検認する理由
■隠ぺいの防止
亡くなった方が遺言書を残していた場合、相続人全員に知らせる必要があります。
しかし、遺言書を見つけた方や保管していた方が隠してしまうと、相続人は遺言書の存在や内容を知ることができません。
相続人の権利を守るため、法律による遺言書の検認が義務付けられているのです。
■偽造・変造の防止
検認の手続きをせず遺言書を勝手に開封し、偽造や変造をされる可能性も考えられるでしょう。
そのため、検認手続き前に遺言書を開封することは、法律により禁止されています。
一部の相続人が不利益を被らないよう、家庭裁判所で検認したうえで開封しましょう。
■相続手続きを進めるため
遺言書を検認する理由は、検認を行わないと相続手続きが進められないためです。
記載された内容をもとに相続手続きを進めるには、家庭裁判所が発行する検認証明書が必要になります。
検認しないままだと、相続放棄や遺留分侵害額請求ができないだけでなく、相続税の申告期限に間に合わなくなる場合もあるでしょう。
▼まとめ
家庭裁判所で遺言書の検認が必要なのは、隠ぺいや偽造・変造などを防ぐためです。
また検認を行わないと相続手続きが行えず、相続放棄や侵害額請求ができない・相続税の期限に間に合わないなども考えられます。
スムーズに相続手続きを進めるためにも、遺言書が見つかった場合は速やかに検認手続を行いましょう。
箕面市の『ロータス税理士事務所』は、地域に密着した税理士が在籍する事務所です。
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